No.15 城址を探る

〇佐津間城址

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佐津間城址の写真位置

 鎌ケ谷市佐津間の周辺は、手賀沼に流れ出る大津川が北総台地を浸食し、川を中心に両岸に僅かな平野を細長く作っており、標高20mばかりの台地と平野からなっている。 平野と台地の境目は所々突出した急峻な崖となっている。 そのような崖の一つの上に城址はある。現在では台地の側からは住宅地が拡がり城址にまで迫ってきている。平野の側では農村風景の名残を僅かに留めているが、広がっていた水田は耕作放棄地となっている。
 城は単郭構造で現代の遺構は戦国時代末期ごろの造成と考えられ、小金大谷口(松戸市)城主高城氏配下の砦とみられているが、あるは村人が有事の際に立てこもる城であったのかも知れないといわれている。(鎌ケ谷市郷土資料館資料) 土塁や空堀がよく残されい、平野の側は崖により台地の側は空堀により防御され、城址内は土塁が巡らされている。
 戦国時代は、関東平野は北条氏、武田氏等の強力戦国武将が土着豪族を巻き込んで激しく戦ったところであり、多くの歴史ドラマがあったものと思われるが、城址はそれを呑み込んだまま何も語ろうとはしない。
   日頃は城址の中に入れないが、資料館と隣接する農家のご厚意により家の裏側道から崖を登って入ることが出来た。(2013.4.27.)
 右写真は 空色の部分が空堀の跡 番号は下の写真の撮影位置で矢印は撮影の方向を示した。

城址遠望 全体地図 崖
空堀 土塁 平野を望む

北総台地の菜園から季節の便り(2013.05.)から

©masao yamashita